カントン包茎の痛みが示す問題

2024年9月12日

カントン包茎の痛みが示す問題

我慢できないならすぐに相談を

カントン包茎は、亀頭の根元のあたりに包皮が強く締め付けられた状態です。
仮性包茎の場合は余った包皮を指でスライドさせることが可能ですが、カントン包茎の場合はほとんど動くことがありません。
包皮の中に溜まった恥垢は洗うことは難しく、腐食が進めば皮膚炎を引き起こし、かゆくなったり痛いと感じることがあります。
締め付けが極度にきつい場合は痛いだけではなく、排尿障害などの問題を起こすことがありました。
思った方向に放尿をコントロールできなかったり、尿道が痛いと感じることもあります。
自然治癒の可能性が残されている仮性包茎と大きく異なり、カントン包茎の場合は自然治癒は期待できません。
我慢できないほど痛いと感じた時には適切な治療が必要となり、専門のクリニックに相談するのがおすすめです。
多くのケースでは手術となり、余った包皮を切除することで締め付けから亀頭周辺を開放します。
これにより神経が圧迫されなくなり、痛みが減少されることが期待できます。

緊急手術が必要なケースも

カントン包茎は亀頭の根元を包皮が強い力で締め付けていることが多く、時には深刻な問題を引き起こすことがあります。
痛いと感じるだけではなく、血流を阻害したり神経を圧迫するのが長時間続くことがあれば亀頭の壊疽が始まることがありました。
ここまで来ると緊急手術が必要なケースもあり、一刻を争うことから救急車を呼んで緊急搬送になることがあります。
カントン包茎であり痛いと感じるのに加えて、陰茎や亀頭が紫色に変色したり、血色が悪くなることがあれば危険信号と言えます。
痛いと感じない時は神経が圧迫されて麻痺をしている可能性もあり、平気だと思って放置してしまいがちです。
いずれのケースにおいても安易な自己診断は避け、少しでも痛いと感じた時にはできるだけ早く専門のクリニックに相談するのがおすすめです。
ここで緊急性があるのか否か、救急搬送まで必要なのかなどアドバイスをもらうことができ、必要に応じて治療や手術が行われます。

まとめ

カントン包茎には日常生活に支障がなく痛いと感じなければ当面はそのままでも良いケースがあるほかに、緊急性を要するケースもあることが分かりました。
痛いと感じないからと言っても安心できる訳ではなく、神経を阻害されているために痛みを感じないことも考えられるので注意が必要です。
早めに対処をするのが安心で、カントン包茎の症状にあるなら特に痛いと感じなくても専門のクリニックに相談したり、定期健診をするのがおすすめです。